NFT カテゴリーの種類 動画解説
※動画を用意しておりますが記事でも内容を確認できるようにしております
NFT カテゴリー種類
✅コレクティブル(PFP) ✅アート作品(芸術品) ✅ゲーム ✅XtoE(X2E) ✅トレーディングカード ✅メタバースのキャラクター/土地 ✅デジタルファッション(くつ) ✅写真 ✅音楽 ✅ドメイン ✅会員権やアクセスパス ✅チケット ✅証明書/契約書
当然、上記が全てではございませんが、現在NFTが活用されている主要カテゴリーについて記載させて頂きました。
また実際のところOpenSeaのカテゴリー分けにおいて、販売者側の定義が曖昧なままカテゴリー登録されていることも多く、もっとも主流だと認識されているカテゴリー定義にて説明していきます。
コレクティブル(PFP)
NFTにおけるコレクティブルとは、簡単に言うといくつかのパーツ構成を元に自動生成されている、SNSアイコン向けのキャラクターNFTです。
ちなみに、「いくつかのパーツ構成を元に自動生成されたNFT」というのは、ジェネレーティブと呼ばれ、NFTをSNSのプロフィールの画像(アイコン)にすることをProfile Picturesの略でPFPと呼ばれていたりもしますね。
これらはよくTwitterなどでも見かける単語になりますので覚えておいて損はないと思います。
実際の例としては世界で最も有名なコレクティブルNFTの1つであるBored Ape Yacht Club(通称:BAYC)などです。
目、鼻、口、髪型、服装、背景など複数のパーツによる組み合わせを作り、合計10,000体を発行していますが、どれ1つとして同じ絵柄が存在しないというものです。
全く同じものが無いゆえに、様々な種類を集めコレクションしたくなる心理になってしまいます。
アート作品(芸術品)
アートというカテゴリーとコレクティブルというカテゴリーは、非常に曖昧な定義分けになっています。実際にOpenSeaでも曖昧なまま登録されており、あまりカテゴリーの違いが分からない状態になっています。
ですので、ここではアート作品(芸術品)という定義にてご説明をします。イメージとして言うならば、今までキャンパスに描いていた絵をデジタル化したものや、PCソフトやアプリを使って創作したアート作品です。
つまり、単純にアートの側面から評価されるNFTになります。
アーティストそれぞれの作風で出品されており、気に入った作品や好きなアーティストの作品を購入することができます。
ゲーム
ゲームに登場するキャラクターやアイテムも現在はNFT化がされています。
いわゆるブロックチェーンゲームと呼ばれるものであり、これらはゲームをプレイすることで実際に仮想通貨を稼げることができます。
play (遊ぶ)to Earn(稼ぐ)でよく”P2E”と表現されますね。
今は様々なP2Eゲームの種類があり、また新作も連日のように出てきています。
ゲーム内で使用できるキャラクターやアイテムなどはOpenSeaではなく、ゲーム内のみで購入できるものも多いので、実際に遊ぶゲームの場合はどうなのかを調べるようにしましょう。
XtoE(X2E)
「遊んで稼ぐ=P2E」とご紹介しましたが、実際にはゲーム以外の用途でも、「〇〇しながら稼ぐ」ということができたりします。
例えば、 『動いて稼ぐ=Move to Earn(M2E)』 『眠って稼ぐ=Sleep to Earn(S2E)』 『学んで稼ぐ=Learn to Earn(L2E)』 『ドライブして稼ぐ=Drive to Earn(D2E)』 『レビューして稼ぐ=Review to Earn(R2E)』
など、マイナーなものも含めればキリがないほどに「〇〇しながら稼ぐ=X to Earn』は存在します。
またビジネス設計としては、割と幅広く応用できるはずなので今後も、多くの種類の「X to E」は出てくるでしょう。
トレーディングカード
リアルのトレーディングカードがデジタル版になったイメージをして貰えれば分かりやすいかもしれません。トレーディングカードのNFTの中ではスポーツ選手やアイドルなどが有名です。
日本ではSKEグループのトレーディングカードが発行されていたりします。
収集したり交換したりと楽しめるのが魅力的ですね。男の子なら経験したことのある人も多いだろう、
“昔持っていたカードが凄い価値ついたのに、いつの間にか捨てられてた”
ということが、NFTに変わることで、今後はそういった悲しい出来事が過去のものになるかもしれませんね。
メタバースのキャラクター/土地
メタバース(=デジタル仮想空間)とNFTは切っても切り離せない関係にあります。
なぜなら、メタバース内に存在するキャラクター、アイテム、土地などが全てNFTとして存在するケースも多いからです。
その中でも高い価値がつきやすいのは土地です。
リアル社会の土地と同様に、仮想空間の土地に価値がつくのも面白いですが用途はリアル社会とそこまで変わりません。
まず土地は現実世界と同様に”限り”を設定しているケースが大半なため、希少性がつきます。
また、その土地を使い、建物を建て商売をしたり、イベント会場を作り入場料を取ったり、その土地のみで遊べるゲームを開発しユーザーに課金してもらったり。
はたまた、広告を募集したり、土地を貸すことで家賃を収集したり。
割と、現実世界に近い収益を立てることも可能だったりします。
デジタルファッションアイテム
先ほどのメタバースと近い感覚になりますが、こちらはメタバース上などでキャラクターの着せ替えができるデジタルファッションというイメージになります。
すでに大手ファッション企業も参入するなど、今後さらに身近な存在になるでしょう。
また現物を絡めるユースケースもあり、デジタルファッションのNFTと同様のデザインである現物アパレルを手に入れるチケット代わりとしても活用されています。
写真
写真もNFTにすることで一部の写真が好きな層からの購入も多く発生しています。
2022年は写真のNFTが流行るとまで言われていましたが現在、執筆の11月時点では大きな流行とはなっていません。
ですがそれでも、写真もNFTと相性もよく更に熱狂的な購入者もいる為、カメラが趣味な方はチャレンジする価値のあるカテゴリーとなっています。
風景写真、人物写真、アート写真などカメラマンの作品によってもバリエーションがあり、リアルと同様にギャラリー展示などもされていたりします。
音楽
楽曲もNFTにして実際に販売されています。
こちらも写真と同様に2022年に流行ると言われていましたが、大きな流行とまではなっておりません。
ですが確実に2021年よりも多くのクリエイターやプロジェクトが音楽NFTを発行しているのを目にしてきました。
日本では小室哲哉さんのNFTミュージック
「Internet for Everyone (Mix & Stems)」という楽曲NFTを「Adam byGMO」というNFTマーケットプレイスでオークション形式にて販売され話題にもなりました。
ドメイン
NFTはドメインとしても活用されています。
最も有名なのはETHのドメインであるENS(Ethereum Name Service)です。
“0x********************”のような複雑で長いウォレットアドレスを分かりやすく短縮変換することができるネーミングサービス
※今回はENSの内容を割愛しますので下記公式Webサイトにて詳細をご確認ください
■ENSの公式Webサイト
https://ens.domains/ja/
会員権やアクセスパス
OpenSeaのジャンルではユーティリティに該当するものです。
NFTが会員権やアクセスパスの代わりとなり、保有者のみが限定コミュニティにアクセスできるという活用がされています。
有名なものとして『PREMINT』というNFTがあります。
『PREMINT』のNFTホルダー(所有者)を保有することで参加できるラッフル(抽選)などが存在します。
チケット
従来の電子チケットのようにNFTを活用することで、チケットを保持していることを証明できます。
チケット転売の問題もNFT化が一般的になれば、解決できるでしょう。
メイウェザー選手VS朝倉未来選手の試合でもNFT化されたチケットが実際に販売され完売しています
証明書/契約書
千葉工業大学と企業が協力しNFTを組み込んだデジタル学歴証明書を作成したことがNEWSにも取り上げられました。
偽造ができない為、証明書や契約書で今後NFTが活躍する可能性は大いにあります。
嘘がつけない世の中にWeb3によって叶えられてくるかもしれませんね。
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