転売向きのNFTとは
NFTは細分化をすれば現在でも多くの種類・カテゴリーが存在しています。
結論から言いますと、その中でも転売をしやすいNFTはPFP(SNSのアイコンに適したキャラ)が、2022年12月執筆時点の現在では最も転売がしやすいものでしょう。
もちろん、PFP以外にもアート・ENS・メタバースの土地・P2EやM2Eのアイテムなど、他にも転売が比較的容易なものなどもあります。
ですが、NFT転売をこれから始めてみたいという方は、やはりPFPのNFTから転売を検討していくのが最もベターだと思っています。
理由としては、このPFPのNFTにはユーティリティ(ユーザーメリット)やロードマップが設定されてあるプロジェクトとしての資金調達の目的も多いからです。
このユーティリティ(ユーザーメリット)やロードマップがあるというのは、その後のNFTの価値が上がる可能性があります。
(※もちろん全部ではありませんし損をすることもあります)
ですが、転売をする内にどんな内容のプロジェクトのNFTの価値が上がりやすいかの見極めができるようになってくる人も多いです。
ここがある種、NFT転売の初心者と中・上級者を分けるところかもしれません。
この記事では、初心者向きに触り部分についてご紹介したいと思います。
ユーティリティとは
分かりやすく言えば、「株主優待券」みたいなイメージです。
ユーティリティとは、ホルダー(NFT保有者)が得られる実用性や特典などのユーザーメリットのことを意味します。
どんなユーティリティがあるかはプロジェクトによって異なりますが、このユーティリティの内容を吟味することで、価格が上がりそうなのか?中・長期的に保有した方がメリットが大きいのか?などを判断することができます。
ロードマップとは
NFTプロジェクトという言葉通り、プロジェクトを進行する為の資金調達としてNFTを発行してるものが多いです。
ロードマップは「こんな計画で進めていくよ」というプロジェクトの事業計画のようなイメージになります。
もちろん最初の段階ではあくまで計画であり、そのまま達成されなかったり、計画が変更するようなプロジェクトも多々あったりします。
その為、このロードマップを見ることによって、このプロジェクトが何を実施しようとしているのか?それは実現可能なのか?ということを考慮しながら応援できそうなプロジェクトなのかどうか?を判断すると良いでしょう。
そもそも短期で売るつもりであったとしても、結局は多くの方に応援してもらえるプロジェクトがNFTの価格も上がっていきますので、そういった部分にぜひ着目してみてください。
実際のNFTを元に説明
上記画像はAzukiのロードマップになります。
(※Azukiはロードマップをマインドマップと表現しています)
以下、Azukiの過去ユーティリティの一部となります。
1,保有者限定コミュニティ 2,アパレルやグッツなどの販売 3,メタバースへのアクセスパス 4,Airdrop(エアドロップ) 5,IRL(リアル)イベント 6,トークン発行(予定)
保有者限定コミュニティ
AZUKIホルダー限定のコミュニティ『The Garden』にアクセスすることができます。
いわゆるalpha(アルファ)チャットと呼ばれているものであり、Azukiの場合は名称を『The Garden』としています。
この『The Garden』はAzukiの運営するDiscord内にチャット部屋があり、一般公開されないホルダー同士の会話などが繰り広げられています
いずれ『The Garden』の空間はDiscord内からメタバースへ変わる予定のようです
アパレルやグッズなどの販売
Azukiはホルダーに対して以下のアパレル、アクセサリーを販売致しました。
■Azuki x AMBUSHコラボ
・Azuki x AMBUSHシルバーペンダント
・Azuki x AMBUSHシルバーペンダント
・Azuki x AMBUSHパーカー
これらはホルダーのみが購入できるアパレル、アクセサリーとなります。
メタバースへのアクセスパス
Azukiは公式サイトにおいて、メタバース向けの最大の分散型ブランドを構築すると公言しています。
その上で、AZUKIのNFTは『THE GARDEN』というメタバースの入場券になる予定のようです。
Airdrop(エアドロップ)
過去、AZUKIホルダーに対して NFT1体に付き2体のNFT(BEANS)がairdropされました。
このBEANSは約7ETHまでフロア価格が上がり、当時のETHの価格で約280万のNFTが2つ貰えたので、1体保有していれば合計約560万がAzukiホルダーに配られました。
NFTを保有する上で、エアドロップはとても強いユーティリティになります。
IRL(リアル)イベント
2022年3月30日にロサンゼルスにて『AZUKI GARDEN PARTY』というAZUKI ホルダー限定のパーティが開催されました。
Azukiのみならず、イベントに参加する為のチケット代わりにNFTが活用されている事例にもなります。
トークン発行(予定)
Azuki-verseというメタバースにて利用できるトークン『$BEAN』発行予定
まとめ
NFTの価値が高くなる大きな理由の1つに、ロードマップやユーティリティがあることは間違いありません。
もちろんシンプルにアートとして発行されておりロードマップ、ユーティリティがないNFTの価値が高いこともあります。
その場合の多くは製作者が有名なケースか、製作者への応援者が多いケースです。
つまり、すでにそこに熱狂的なファンがいる可能性があります。
もし転売を前提にNFTを考えられている場合には、ぜひ本記事で解説したロードマップ、ユーティリティが存在するプロジェクトを狙ってみてくださいね。
✅コレクティブルでPFPに向いたNFTが転売向き ✅プロジェクトはクラファンのように資金調達を目的とするケースが多い ✅ユーティリティ、ロードマップは内容を必ず確認 ✅Airdropがある可能性があるので短期転売が必ずしもベストとは限らない